防音サッシ・断熱サッシ 内窓インプラス
インプラスの防音・断熱効果や、お選びいただくにあたってのポイント等についてご紹介します。
インプラストでは、内窓インプラスを直売・自社施工のため格安・安心、見積無料で施工しております。
【インプラスの取付構成】
インプラスは今ある窓の内側に、もう一つ窓を取付けて二重サッシにするインナーサッシで、防音と断熱のためだけに考案開発された内窓です。
【インプラスの費用】
窓の木枠部分に取付けますので、壁を壊したり、既存の窓を取外したりする必要がないので工事費用が安く、インプラスは価格も経済的で、さらに短時間で取付けでき、非常に費用対効果の高い商品です。
施工前 | 施工後 |
【インプラスの防音効果】
インプラスは、現在の窓の室内側に後付けで取付ける二重サッシとして開発された内窓のため、外の窓とは構造が異なります。できるだけ隙間が生じないように造られ、気密が高いため音の侵入を阻止します。気密性能はA−4(2)等級です。
上図の既存サッシと取付けたインプラスの間隔が大きければ大きい程、防音効果が高くなります。
遮音等級は最高レベルのT−4を取得しています。
【インプラスの断熱効果】
二重サッシインプラスは非常に気密性が高い構造の内窓で、外窓の隙間から入ってくる冷気の侵入も許しません。
現在の窓と取付けたインプラスの間に大きな空気の層ができ、外気と部屋の暖かい空気との中間的な温度の空気層ができるため、温度差を緩和させて結露の発生も抑えます。
材質も金属面をすべて樹脂で覆い、熱伝導率はアルミと比べて1/1000で、遮熱等級H−4を取得しています。
暖房がすばやく効き、室内の温度が魔法ビンのように保温され、暖かい状態が持続します。これは夏の冷房の場合も同様です。
下のサーモグラフィーによる温度分布写真を見手下さい。同様の室温条件で室内側から撮影したものですが、取付の前と後では窓まわりの温度の違いが歴然としています。
取付前 既存窓 | インプラス取付後 |
【インプラスの窓の種類】
引違い窓 | 開き窓 | FIX窓(固定窓) |
【インプラスの色】
ホワイト | ライトグレー | ライトウッド | ニュートラル ウッド |
キャラメルウッド | ショコラーデ |
※ 画面上で表示される色は、実物とやや異なります。
現地調査に伺った際に、色見本をお持ちいたします。
【インプラスの色決めポイント】
インプラスの色を選ぶ際には、@窓の木枠の色、A既存サッシの色、Bフローリングの色、C家具の色調、最後にD壁紙の色をベースにして選ぶと良いでしょう。
【インプラスのオプション】
インプラスは、取付後の違和感がなく、使い勝手や見た目にこだわりを持つオプションが用意されています。
格子(こうし) | 掃出しアタッチメント | テラス窓用 中桟(中帯) |
和室の場合、和障子を取り外して同じ位置にインプラスを取付けます。 格子付にしてすりガラスにすると和障子と間違える程、違和感がありません。 |
下枠には1.5cmの立上がりがあります。掃出し窓の場合、足をぶつけないように段差を緩和する部材です。 |
既存の窓に中帯がある場合、同じように中帯を入れると違和感がありません。 |
【インプラスふかし枠】
インプラスを窓枠に取付けするためには、窓枠の奥行きが6.7cm必要となります。
6.7cm未満の場合にはインプラスが窓枠からはみ出てしまい、見た目が悪くなり、ケースによっては安全性にも問題が生じたり、気密性が落ちて防音効果が低くなる場合もあります。
その場合、窓枠部分に「ふかし枠」を取付けます。つまり、窓枠の奥行きを足して、インプラスを取付けできるように下地を作るということです。
下の写真は、窓枠の奥行きが2cmしかないため、5cmのふかし枠を取付けて施工した写真です。
@ふかし枠取付前 → | Aふかし枠下 取付後 → | Bふかし枠 取付後 |
Cふかし枠 化粧カバー取付後 → | Dインプラス枠 取付後 → | E取付後コーナー部アップ |
ふかし枠は2cm、4cm、5cm、7cmの4種類あります。場合によってはふかし枠の取付けもできない場合がありますが、その場合は弊社の木工部が木材でふかし枠を作成しますので、取付け可能となります。
【インプラスの工事時間】
インプラスは、今ある窓の木枠の上下左右にレールをグルッと取付けて、障子をはめ込むだけですので、1ヶ所につき30分以内で工事が完了します。
インプラスの豆知識
【インプラスと防音効果】
インプラスの効果のところで、音が半分に軽減するというメーカー実験データは、ほぼ無音状態での実験データです。
音の世界には人間には聞こえない周波数帯の音が存在しており、どんなに静かな住宅地や山奥の温泉旅館に行っても、32デシベル程度は常に発生しています。
90デシベルが50デシベルまで半減するとしても、50デシベルが25デシベルにはならないのです。
【インプラスと防音ガラスの防音効果の比較】
防音対策には、窓を二重サッシにする方法のほかに、今あるサッシのガラスを防音ガラスに交換する方法が考えられますが、防音ガラスと二重サッシではどちらが効果が高いのか、度々ご質問をいただきます。
既存のサッシのガラスを防音ガラスに交換した場合、ガラス面だけで見ると一定程度の防音効果がありますが、サッシの隙間から音が侵入します。サッシの隙間から侵入する音は生音そのままですので、全体でみると防音対策としては不十分で物足りないでしょう。
二重サッシにした場合、サッシの隙間が極めて少なく気密が上がり防音効果がありますが、通常のガラス仕様ではガラス面から音の侵入を防げません。
防音ガラスに交換した場合の現在付いているサッシの隙間から侵入する騒音と、二重サッシを取付けた場合のガラス面からの騒音の侵入ではどちらが大きいかを考えると、二重サッシの方が断然防音効果が高いと言えます。
防ぎたい音の周波数帯にもよりますが、取付けるインプラスのガラスを防音ガラスにすると相乗効果で満足のいく防音効果が得られます。
【インプラスと複層ガラスの断熱効果の比較】
二重サッシの取付け以外に、ペアガラスなどの複層ガラスによる断熱対策があります。
インプラスの取付けと、ペアガラスに交換した場合では、どちらが効果が高いのかご質問をいただきます。
ガラス面だけの断熱効果を見た場合は、ペアガラスの方が断熱効果が高いでしょう。
しかし、ペアガラスにした場合、サッシのアルミ枠部分はそのままで、枠の冷たさが伝わり、枠の結露はわずかしか改善されません。また、現在のサッシの隙間から冷気が侵入します。
ガラス面+サッシ枠=窓全体でみると、純粋に結露対策の観点でみるとペアガラス、断熱対策ではインプラスに軍配が上がるでしょう。インプラスを取付けても既存の窓がうっすら曇ることはありますが、拭く必要がない程度の結露なので、既存のサッシの枠の冷たさと、既存のサッシの隙間から侵入する冷気もシャットアウトしてくれるインプラスをお薦めします。
予算と、どの程度効果を求めるのかによりますが、インナーサッシのガラスを複層ガラスにすると鉄壁の断熱・結露対策となります。インプラスには3mmガラス+空気層12mm+3mmガラスの計18mm厚のペアガラスの組み合わせが可能です。
真空ガラスのページはこちら 断熱・結露対策のページはこちら)
【インプラスと結露】
お客様から「インプラスを取り付けたのに結露する」と稀にですが、苦情に近い問い合せがあります。
話を聞いてみると、いずれも寝室で、取り付けたインプラスのガラスが結露するとのことでした。
通常の室内環境で外側の窓が結露せずに内側の窓が結露することは、通常の室内環境において物理的にあり得ません。原因は室内の温度と湿度が異常に高いことにあります。
インプラス取付後は暖房が良く効きますので、今までと同じ感覚で暖房を使用すると、部屋は高温になってしまいます。
結露対策には室内環境の改善も欠かせません。まずは暖房器具の設定温度を下げることと、屋外や他の部屋に湿気を放出するよう心がけましょう。
特に寝室では、一晩かけて人間の呼吸と汗にで発生した水蒸気は、雑菌繁殖とニオイの原因になります。乾燥対策で湿気が必要な場合は、いったんは溜った湿気をカラにして、加湿器などでキレイな水蒸気を加えてあげる必要があります。
室内温度を考慮した湿度計で表示される湿度を相対湿度といいますが、室内の環境によっては湿度計でみる湿度が低いのに結露が発生するケースも稀にあります。
湿度計の設置位置、周囲にある物等により数値が影響を受けることもありますので、湿度計は結露の発生を防ぐためのある程度の目安として考え、そればかりに囚われずに室内に存在する水蒸量(絶対湿度)を減らすことが大事なのです。
【インプラスと寒さ】
実際にあった話ですが、インプラスを取付けたお客様から「部屋が全然暖かくならないじゃない!」と電話がありました。
もしや施工に不具合があったのではないかと恐る恐る詳しく話を聞いてみると、暖房をつけていないとのことでした。
インプラスは暖房器具ではありませんので、一度は暖房器具で部屋をあたため、その暖かさが長く持続するとの説明で、笑いながらご納得いただきました。
【各社インナーサッシの防音性能・防音効果比較】
市場に広く出回っている内窓・二重サッシ・二重窓とも言われているインナーサッシは、樹脂製でガラスを使った製品ですと、大信工業プラストサッシ、YKK APプラマードU、旭硝子窓窓、トステムインプラス、三協立山アルミプラメイクE、の5つが代表的と言えます。
では、どのインナーサッシが一番防音効果があるのでしょうか?お客様からよくご質問をいただきます。皆様とても興味深いと思います。
メーカーの性能値試験は各メーカーで試験条件が異なるため、結果だけを見ても正しく比較したということにはなりません。また、人間の聴覚や皮膚の温度感知能力は人によって違います。数値で比較するのではなく、感覚で比較してみたところ、同条件ではプラストサッシがほんのわずかリード、あとの5つは横並びでした。
いずれにしても気密性がもたらす効果に大きな違いがあるといえるでしょう。そこで、商品の持つ気密性を探るため、構造や部品の1つ1つを詳細に分析し、当社独自で性能比較をいたしましたのでご参考になさって下さい。
【各社インナーサッシの価格比較】
プラストサッシは他の5つの商品と比較すると気密性では頭一つリードしているといえるでしょう。価格面では身体半分出ています。消費者にとって価格は効果と並んで重要な要素です。わずかな効果の違いを重視するか、価格重視かでどの商品にするか決まるでしょう。つまり費用対効果の問題です。
ちなみに、遮音効果は6商品とも「T−4」等級です。あとは色やオプショナル部品(鍵、サブロックなど)が標準装備されているかの違いしかないと言えるでしょう。
内窓のガラスをどのような仕様にするかによっても、価格や効果も大きく変わってきます。
ちなみにですが、旭硝子の「窓窓」はガラスメーカーの商品ですので、販売戦略により防犯ガラスかペアガラスをセットで購入しなければならず、通常の単板ガラス仕様では取扱いしてもらえないため、選択肢の幅が少なく、必要以上に対策をとることになる場合がある点も特筆すべきことです。
【採寸、取付、調整によって防音効果に差が出る】
商品による防音効果の違いは上記の通りですが、実は同じ商品を取付けしても防音効果に違いが出ます。 営業マンの採寸の正確性と、職人の工事技術のこだわりと取付後の調整のこだわりで効果に大きく差が出ます。同じ商品を付けても防音効果に差が出るとは、消費者から見ると許し難い事実です。
他業者で施工後、弊社に追加工事をご依頼されることがありますが、お客さんが可哀想に思えるほど、いい加減な取付けや調整を見かけます。
本来は他業者の工事の手直しをすることはありませんが、あまりに可哀想な状態のため、手直しして差し上げたケースも何度かありました。
中には工事がしやすいようにとの理由で、実寸よりも故意に1mm〜2mm小さく発注する業者が数多くいることも耳にします。
決して安い買い物ではありません。商品の持つ効果が最大限発揮できるように取付けるのが当たり前です。
お客様が自分で取付ける「DIY工事」も、よほどサッシに詳しい方か、ある程度の防音効果で良い、という方以外はお薦めできません。日曜大工が趣味の方も取付けはできたとしても、正確な取り付け、正確なサッシの建付調整やクレセント調整は難しいと思いますので、あまりお薦めできません。
【インプラス取付に対するこだわりと実績】
今まで培ってきた商品知識と施工のこだわりにより、お陰様で平成21年上半期から継続してインプラスの自社施工台数が東関東でNo.1を維持しております。価格が安いことも大きな要因ですが、それだけでは実績は伸びません。 インプラスを取付けたお客様からのご紹介が非常に多く、信用に変わる財産はないと痛感しております。
(参照:(株)LIXIL トステム様ホームページ)