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防音・断熱 内窓プラストサッシ
【プラストの特徴】
プラストサッシは、他メーカーと同様、現在の窓の内側に、もう一つ窓を取付けて二重サッシにするインナーサッシで、防音と断熱のためだけに開発された内窓です。内窓プラストは、気密材の製造・販売会社である大信工業によって、気密構造に対するノウハウを注ぎ込んで完成した、高気密二重サッシです。
大信工業プラストの特徴は、何と言っても気密性の高さにあります。気密性を出すために、工夫された構造と気密部材の多さは、他の追随を許しません。
また、プラストサッシは組み込むガラスの耐荷重が高く、唯一、12mmクラスの厚いガラスに対応可能で、特に防音対策で使われる内窓の中では、群を抜いて業界No.1の内窓と言っても過言ではありあません。
また当社では、賃貸物件の場合に現状の窓枠(木枠)にビスを打たないで(穴をあけないで)取付けする事も可能です。
【プラストの価格・費用】
大信工業プラストは他のメーカーのインナーサッシよりも構造が緻密で複雑なため、メーカーの製造コストが大変多くかかり、仕入価自体が高くなり、他のメーカーの二重サッシよりも割高となります。窓の大きさや、商品の型、ガラスの仕様によっても大きく変わりますが、他メーカー内窓価格の約2倍くらいの価格となります。
防音対策で内窓を取り付けて、費用をかけたのに効果が足りないでは残念極まりなく、かえってストレスが増幅してしまいます。プラストサッシでなければならいない状況においては、その価値は非常に大きなものとなり、他には変えることのできない重要なアイテムといえ、費用に見合った効果が得られます。
【プラストサッシの防音効果】
防音効果は、取付ける二重サッシのガラスの厚さや性能によって大きな差がでます。つまり、いくら気密性の良い二重サッシを取付けても、ガラスが薄いと効果は今一つとなります。他メーカーの二重サッシは、ガラスの厚さは最大6.8mmを想定して造られています。これ以上の厚さになるとレールや戸車が強度的に耐えきれなくなり、重さで戸車が破損することなどが考えられます。
大信工業プラストの場合は、ガラスの厚さを最大12.8mmにでき、重量にも十分耐えられる構造となっています。気密性の高いプラストと12.8mm厚の防音ガラスの組み合わせは、最強の組み合わせとなります。
プラストサッシの遮音等級は他メーカーと同じT−4ですが、5に近い4と3に近い4ではやはり防音効果に差が出ます。
【プラストサッシの断熱効果】
プラストのガラスをペアガラスにする場合、3mmガラス/空気層12mm/3mmガラスの合計18mmのガラス構成が可能です。防音効果の説明でガラスが厚くできるとありましたが、単板ガラスではいくらガラスが厚くなっても断熱効果はほとんど変わりありません。断熱の場合で効果に大きく作用するのは空気層です。空気層が大きければ大きいほど断熱効果は高くなります。プラストサッシは非常に気密性が高い構造の内窓で、外窓のサッシ枠の冷たさや、隙間から入ってくる冷気の侵入に対しても他メーカーの内窓より高い効果を発揮します。現在ついているサッシと取付けたプラストの間に大きな空気の層ができ、外気と部屋の暖かい空気との中間的な温度の空気層ができるため、温度差を緩和させて結露の発生も抑えます。
材質も金属面をすべて樹脂で覆い、熱伝導率はアルミと比べて1/1000で、遮熱等級H−4を取得しています。
暖房がすばやく効き、室内の温度が魔法ビンのように保温され、暖かい状態が持続します。これは夏の冷房の場合も同様です。
【プラストサッシの構造】
≪プラストの気密性が高い理由≫
他メーカーの内窓の場合、真ん中の障子が重なり合う部分は、クレセント(鍵)で締め込んで2枚の障子を密着させて気密を取ります。ところが窓枠がゆがんでいるとクレセントを締め込んでもきっちり密着しない部分も出てきます。プラストサッシの場合は、「けむり返し」(下記写真参照)で2枚の障子同士の隙間を塞ぐため、窓枠が多少歪んでいても気密性が変わらないのです。
【プラスト】 | 【他メーカー】 |
「けむり返し」が噛み合って気密性を向上させる |
枠同士がクレセントをしめることでくっついて気密をとる |
≪プラストサッシが重さに強い理由≫
プラストサッシは、構造で分けると2種類あります。他メーカーと同じく、レールが山型になっていて、そのレールの上を溝のついた戸車が乗っかって回転する構造で「ブロックレール式」といい、KR型・NTR型という種類です。もう1種類は、平らな枠の面の上を、平らな戸車が回転する構造で、この場合のレールを「丘戸車式」といいます。NT型とHT型という種類があります。
丘戸車式は、写真のように面で荷重を支えますので力が分散され、NT型では障子1枚の重さが、なんと60kgまで対応できるようになっています。
更に、両方の良い面を掛け合わせ、何と80kgまで耐えられるHT型という種類があります。
【プラスト】 | 【他メーカー】 |
平らな枠の上に平らな戸車 | 山型のレールに溝のある戸車 |
枠の溝に障子が入りこむ構造 | 山型のレールを挟み込む構造 |
【プラストサッシの色】
ホワイト | 木目調 | ヒーリンググレー |
※ 画面上で表示される色は、実物とやや異なります。
現地調査に伺った際に、色見本をお持ちいたします。
【プラストサッシの色決めポイント】
プラストサッシの色は3種類しかありません。プラストサッシの唯一の弱点といえます。ヒーリンググレーは存在感を消すための色で、洋間はホワイト、和室は木目調がお薦めです。【プラストサッシ増し枠】
プラストサッシを窓枠に取付けするためには、窓枠の奥行きがKR型の場合5.3cm、NT型・NTR型の場合7.8cm必要となります。奥行きが足りない場合には「増し枠」で取付スペースを付け足してから取付けします。増し枠は2.5cm、4cm、6.5cmの3種類です。
窓枠の形状によってはふかし枠の取付けもできない場合がありますが、その場合は弊社の職人が窓枠材を必要な幅に加工して増し枠を製作しますので、ご安心ください。
【プラストサッシの工事時間】
プラストサッシは、他メーカーの二重サッシと同じように今ある窓の木枠の上下左右にレールをグルッと取付けて、障子をはめ込むのですが、他メーカーの商品と異なり電動ドライバーだけでは取付けできず、タッカーという建築用ホッチキス(下記写真)も使用します。1ヶ所につき45分程度で取付けできます。電動インパクトドライバー |
電動タッカー |
プラストの豆知識
【プラストサッシと防音効果】
プラストの効果のところで、音が半分に軽減するというメーカー実験データは、ほぼ無音状態での実験データです。音の世界には人間には聞こえない周波数の音が存在しており、どんなに静かな住宅地や山奥の温泉旅館に行っても、35デシベル程度常に発生しています。
90デシベルが50デシベルまで半減するとしても、50デシベルが25デシベルにはならないのです。
【プラストサッシと防音ガラスの防音効果の比較】
防音対策には、窓を二重サッシにする方法のほかに、防音ガラスにする方法があり、防音ガラスと二重サッシではどちらが効果が高いのか、ご質問をいただくことがあります。既存の窓を防音ガラスに交換した場合、ガラス面では防音効果がありますが、サッシの隙間から音が侵入します。サッシの隙間から侵入する音は生音そのままですので、全体でみると防音対策としては不十分で物足りないでしょう。
二重サッシにした場合、サッシの隙間が極めて少なく気密が上がり防音効果がありますが、通常のガラス仕様ではガラス面から音の侵入を防げません。
防音ガラスに交換した場合の現在付いているサッシの隙間から侵入する騒音と、二重サッシを取付けた場合のガラス面からの騒音の侵入ではどちらが大きいかを考えると、二重サッシの方が断然防音効果が高いと言えます。
予算との兼ね合いになりますが、取付けるプラストサッシのガラスを12.8mmの防音ガラスにすると相乗効果で満足が得られる防音効果が期待できます。
防音ガラスでは予算オーバーとなる場合、12mm厚の通常のガラスでも効果は相当高いです。
(防音ガラスのページはこちら)
【二重サッシと複層ガラスの断熱効果の比較】
二重サッシの取付け以外に、ペアガラスなどの複層ガラスによる断熱対策があります。二重サッシの取付けと、ペアガラスに交換した場合では、どちらが効果が高いのかご質問をいただきます。
ガラス面だけの断熱効果を見た場合は、ペアガラスの方が断熱効果が高いでしょう。
しかし、ペアガラスにした場合、サッシのアルミ枠部分はそのままで、枠の冷たさが伝わり、枠の結露はわずかしか改善されません。また、現在のサッシの隙間から冷気が侵入します。
ガラス面+サッシ枠=窓全体でみると、純粋に結露対策の観点でみるとペアガラス、断熱対策では二重サッシに軍配が上がるでしょう。二重サッシを取付けても既存の窓がうっすら曇ることはありますが、拭く必要がない程度の結露なので、既存のサッシの枠の冷たさと、既存のサッシの隙間から侵入する冷気もシャットアウトしてくれる二重サッシをお薦めします。
予算と、どの程度効果を求めるのかによりますが、二重サッシのガラスを複層ガラスにすると鉄壁の断熱・結露対策となります。二重サッシのガラスは、空気層が12mmのペアガラスにすることができます。
(真空ガラスのページはこちら 断熱・結露対策のページはこちら)
【二重サッシと結露】
お客様から「二重サッシを取り付けたのに結露する」と稀にですが、苦情に近い問い合せがあります。話を聞いてみると、いずれも寝室で、取り付けた二重サッシのガラスが結露するとのことでした。
通常の室内環境で外側の窓が結露せずに内側の窓が結露することは物理的にあり得ません。原因は室内の温度と湿度が異常に高いことにあります。
二重サッシの取付後は暖房が良く効きますので、今までと同じ感覚で暖房を使用すると、部屋は高温になってしまいます。
結露対策には室内環境の改善も欠かせません。まずは暖房器具の設定温度を下げることと、屋外や他の部屋に湿気を放出するよう心がけましょう。
特に寝室では、一晩かけて人間の呼吸と汗にで発生した水蒸気は、雑菌繁殖とニオイの原因になります。乾燥対策で湿気が必要な場合は、いったんは溜った湿気をカラにして、加湿器などでキレイな水蒸気を加えてあげる必要があります。
【各社インナーサッシの防音性能・防音効果比較】
市場に広く出回っている内窓・二重サッシ・二重窓とも言われているインナーサッシは、ガラスを使った製品ですと、大信工業プラスト、YKK APプラマードU、旭硝子窓窓、トステムインプラス、三協立山アルミプラメイクEの5つが代表的と言えます。
では、どのインナーサッシが一番防音効果があるのでしょうか。お客様からよくご質問をいただきます。皆様とても興味深いと思います。
メーカーの性能値試験は各メーカーで試験条件が異なるため、結果だけを見ても正しく比較したということにはなりません。また、人間の聴覚や皮膚の温度感知能力は人によって違います。数値で比較するのではなく、感覚で比較してみたところ、同条件ではプラストサッシがほんのわずかリード、あとの5つは横並びでした。
いずれにしても気密性とガラスの厚さが全てです。そこで、商品の持つ気密性を探るため、構造や部品の1つ1つを詳細に分析し、当社独自で性能比較をいたしました。是非ご参考になさって下さい。
【各社インナーサッシの価格比較】
プラストサッシは他の5つの商品と比較すると気密性では頭一つリードしているといえるでしょう。価格面では体半分出ています。消費者にとって価格は効果の次に重要な要素です。効果の違いを重視するか、価格重視かでどの商品にするか決まるでしょう。つまり費用対効果の問題です。ちなみに、遮音効果は6商品とも「T−4」等級です。大きな違いはどの位の厚さのガラスが使えるか、あとは色やオプショナル部品(鍵、サブロックなど)が標準装備されているかの違いです。ガラスの厚さは防音には非常に重要です。
旭硝子の窓窓はメーカーの販売戦略により、防犯ガラスかペアガラスをセットで購入しなければならず、通常の単板ガラス仕様では取扱いしてもらえないため割高になってしまったり、必要以上の対策になってしまう場合がある点も特筆すべきことです。
【採寸、取付、調整によって防音効果に差が出る】
商品による防音効果の違いは上記の通りですが、実は同じ商品を取付けしても防音効果に違いが出ます。 営業マンの採寸の正確性と、職人のこだわりと取付後の調整のこだわりで効果に大きく差が出ます。同じ商品を付けても防音効果に差が出るとは、消費者から見ると許し難い事実です。決して安い買い物ではありません。商品の持つ効果が最大限発揮できるように取付けるのが当たり前です。
【プラストサッシの取付に対するこだわり】
今まで培ってきた商品知識と施工のこだわりにより、メーカーから数少ない「推奨施工店」に認定され、さらに「標準施工以上のプラスαの取付方法と、高い取付精度である」とお墨付きをいただいております。(参照:大信工業(株)様ホームページ)