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真空ガラス「スペーシア」
スペーシアはペアガラスのもつ断熱性能を、さらにアップさせた真空層ガラスです。ペアガラスはガラス総厚が１２mmのため、アタッチメントをガラスに取り付けなければなりませんでした。
スペーシアはペアガラスと同じ３mm厚のガラス２枚で構成されていますが、大きな違いは2枚のガラスの間に、わずか０．２ｍｍの真空層があり、ガラスの厚さが６．２mmしかないため、アタッチメントなしで取り付けでき、断熱効果が高いのがこれまでのペアガラスとは一線を画するのです。
【スペーシアの断熱効果】
断熱効果もペアガラスに比べ、さらに高い性能を持ちます。真空状態では空気の対流が起きないため、冷たい外気と暖かい室内の空気が真空層で混ざり合うことができず、室外の冷気を遮断するため、高い断熱効果が得られるのです。
室温20°湿度60％のモデル室内環境では、外気温がなんとマイナス２５℃まで結露しません。
関東圏で－２５℃になることはありえませんが、結露するかしないかは別として、それだけ室内の暖かい温度をガラス面で保温する機能が非常に高く、ガラス面からの冷気が大幅になくなります。
高度な技術と設備を駆使して製作されるため、価格もやや高めですが、効果を考える見ると十分に価値あるものといえるでしょう。もちろん、日課だったガラスの結露拭きは必要なくなります。
真空ガラス「クリアFit 」
スペーシアにしたいけど価格が・・・というお客様には、スペーシアFitがお薦めです。スペーシアSTⅡとの違いは、高断熱特殊金属膜「Low-E膜」がないということです。
断熱性能は当然落ちますが、空気層１２ｍｍのペアガラスよりも断熱性能は上で、Low-E膜入のペアガラスと同等の断熱性能があります。
室温20°湿度60％のモデル室内環境では、外気温がマイナス６℃まで結露しません
遮音性能はＳＴⅡと同じで、ガラス面でＴ－２等級の遮音等級があります。
真空ガラス「スペーシア守」「スペーシア静」
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| 防犯ガラスと真空ガラスを組み合わせたガラスで、ガラスの総厚が10．7mmのガラス構成になります。 防犯性能はハンマーでガラスを思い切りたたいても ２０回以上耐えられる強靱な防犯ガラスです。 |
防音ガラスと真空ガラスを組み合わせたガラスで、ガラスの総厚が9．7mmのガラス構成になります。 遮音性能は「T-3等級」あり、静かな環境を取り戻してくれます。 |
スペーシアⅡの豆知識
【複層ガラスの空気層と断熱効果の関係】
スペーシアはペアガラスと同様、複層ガラスに変わりありません。複層ガラスの場合、ガラスとガラスの空間が大きければ大きいほど断熱効果を発揮します。中間的な温度が作られる空間が多い程、温度変化しにくくなるためです。ところがスペーシアの中間層は０．２ｍｍしかありません。なのに断熱効果が通常の複層ガラスに比べて性能がアップするのはなぜでしょうか。
0．2ｍｍのスペースに外側から冷気が、室内側から暖気が熱伝導によって伝わってきます。通常であれば混ざり合って中間温になるのですが、真空状態では空気の対流が起きませんので、混じり合うことなくそのままの状態、イメージとしては真空層内で０．１mmの冷気と０．１mmの暖気が背中合わせになって均衡状態にあるといったところでしょうか。
だから高い断熱効果があるという訳です。
【スペーシアとLow-E膜】
スペーシアには高断熱特殊金属膜「Low-E膜」が標準仕様となっています。このLow-E膜が断熱効果を大きく左右するキーポイントと言っても過言ではありません。真空層との相乗効果でスペーシアは高い断熱性能を有するのです。【スペーシアと省エネ効果】
結露対策をするということは、単に結露しなくなるだけではありません。「結露しない ＝ 部屋が寒くない」ということです。ガラス面から熱が奪われませんから、暖房がすばやく効き、あたたかい状態が継続するということです。この省エネ効果は夏の冷房と冬の暖房の両方の効きが良くなり、更に保温効果が高くなるため、冷暖房をつけている時間も短縮し、年間通してかなり節約になり、３LDK４人家族の関東圏のモデルケースで、年約2,3000円も節約になります。
（参照： 日本板硝子(株)様 ホームページ）
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