ガラスの防音性能・防音効果を徹底比較
単板12mm VS スペーシア静
100 | 125 | 160 | 200 | 250 | 315 | 400 | 500 | 630 | 800 | 1000 | 1250 | 1600 | 2000 | 2500 | 3150 | 4000 | 5000 | 平均値 | |
単板ガラス(12mm) | 24.0 | 24.7 | 26.4 | 27.7 | 30.1 | 32.0 | 33.5 | 35.4 | 35.9 | 35.0 | 33.6 | 32.9 | 36.0 | 39.2 | 41.9 | 44.0 | 45.9 | 47.0 | 33 |
スペーシア静(9.5mm) | 24.3 | 25.0 | 23.5 | 26.2 | 27.8 | 29.3 | 32.1 | 33.6 | 34.9 | 36.0 | 37.8 | 37.1 | 36.5 | 40.7 | 40.6 | 38.5 | 40.3 | 45.4 | 32 |
【分析評価】
ちまたではガラスの中では一番防音効果が高いと言われている「スペーシア静」の登場です。
スペーシア静はガラスの呼び厚(総厚)が9.2mmで、その構成は5.5mmの防音合わせガラス+真空層0.2mm+3mm単板ガラスです。
つまり、防音ガラスと真空ガラスを合体したガラスです。
グラフを見ると分かるように、スペーシア静はガラスの厚みによる音の透過損失が少なく、ムラが少ないのですが、ガラス厚の合計は8mmで、プラスアルファで中間膜が0.5mmです。
低音から中間域にかけては、単板12mmの方が上回っています。
800ヘルツから1500ヘルツでは、効果に差が見られます。
防ぎたい音の周波数帯によっては、スペーシア静は良いですが、費用面では群を抜いて高額な商品です。
一概に、スペーシア静が防音効果ナンバーワンとは言えない・・・という印象を持たれた方は少なくないのではと思います。